西穂高岳~焼岳

2010年7月23日~24日 西穂高岳(2,909m)・焼岳(2,455m)

 

初めての北アルプスは、どこを登ろうか色々考えて、西穂独標(可能そうだったら西穂高岳まで)と焼岳に決めました。

前日の夜9時過ぎに出発し、途中、東海北陸自動車道の飛騨清見ICを通り過ぎてしまい、10km長の飛騨トンネルを抜けて白川郷まで行ってしまうアクシデントはありましたが、午前3時に新穂高第2ロープウエーの鍋平高原駐車場の手前の駐車場到着し、7時まで仮眠しました。
ロープウエーの駐車場のゲートが開いたので移動し、準備をしてロープウエー乗り場へ行きました。
8時45分の始発便にのってロープウエーの西穂高口に到着、少し朝食休憩をして、西穂山荘めざして歩き始めました。

途中、全部で300人位の高校生の団体さんが下山してくるのを待ったりしながら、ゆっくりと登って行くと、思ったより早く西穂山荘に到着しました。ここで、持参した小さいリュックに必要最小限の荷物を入れ替えて、それ以外は山荘の荷物置き場の棚に置いて、少しガスがかかっている中ですが、まずは 独標めざして行きました。
登り始めは大きい岩の段差がある道ですが、じきに登りやすくなります。さらに進んでいくと、少し大きめの石がゴロゴロしている道になります。

岩稜登りでは登山コースの指示が、岩に白ペンキで”○”、”×”、”→”で表示してあるので、それを探しながら慎重に3点確保で登り進むと独標に到着しました。
ここでその先の下りの様子を見ると、行けそうだったので、西穂高岳まで行ってみる事にしました。

さらに慎重にゆっくりといくつかの岩稜の上り・下りを繰り返しながら、ピラミッドピークに到着、さらに進んでいくと、ようやく西穂高岳に到着しました。
登り着くと、先着の方々から”お疲れ様”の声を貰いました。ガスの切れ目から見える岩の色も恐ろしげなジャンダルム方向を見ながら暫く休憩した後、西穂山荘をめざして降りました。
山荘にチェックインして部屋に案内してもらうと、今日は一人づつに布団がある状態でラッキーでした。布団は10枚準備してあって8人が同部屋でした。混雑するとここに20人泊まるそうです。
荷物かたずけなどした後、テラスに出て飲んだ生ビールで生き返りました。夕食後、同部屋の人と話をしていると、隣の2人連れの方は明日奥穂高まで縦走するとの事で、過去2回の挑戦は、天候の悪化で途中撤退したとの事でした。明日は天候もよさそうなので無事行ける事でしょう。
また、西穂高岳では雷に会って死ぬ思で逃げて降りてきた事もあるそうです。やっぱり午前中に登って昼には降りてくるのが良いでしょう。多分今日はラッキーだっただけで・・・。

2日目の朝は窓から外を見ると晴天で、飛び起きて朝日の写真を撮りに行きました。6時から朝食を食べて、その後テラスでコーヒーを入れて飲んでいると、続々と西穂高岳方面へ出発して行ってていました。その中にはヘルメットを被ってザイルをもったグループも。
今日は、焼岳へ登るので昨日とは反対方向へ出発しました。このコースは、山肌の斜面の細い道が長く、笹や木が生えているので怖さはありませんが、歩きにくい所が多かったです。
焼岳小屋に到着、そのまま中尾峠へ行き、その少し先で小さいリュックに換えて、山頂目指して登りました。砂で滑りやすい所があったりしましたが、ガスの噴出口の横を通って山頂へ到着しました。
中尾峠で昼食休憩後、中尾温泉へ下山しました。焼岳登山口で休憩した時にストックを忘れてしまいましたが、近くで休憩していた中学校の団体さんの先生が気づいて、車で追いかけて届けて頂き、ありがたかったです。
最後はへとへとになりながら、駐車場まで戻ってきました。

色々失敗はありましたが、危険な事は無く、予定通り帰ってこれて楽しい山歩きができました。

 

交通:大阪方面からは、京滋バイパス → 名神高速 → 一宮ジャンクションから東海北陸自動車道 → 
   飛騨清見ICから国道158号線 → 平湯温泉から国道471号線 →県道475号線 → 
   新穂高温泉手前で右折して、新穂高第2ロープウエー駐車場

 

[1日目] 歩行時間:6時間30分
     西穂高口 ~ 西穂山荘 ~ 西穂独標 ~ ピラミッドピーク ~ 西穂高岳 ~ 西穂山荘
歩行時間    1時間10分  1時間10分    30分        1時間    2時間40分 

 

[2日目] 歩行時間:7時間40分
     西穂山荘 ~ 焼岳小屋 ~ 中尾峠 ~ 山頂 ~ 中尾峠 ~ 焼岳登山口 ~ 駐車場
歩行時間     3時間     30分     50分   40分  1時間40分    1時間

 

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